Jul 31, 2009
女子サッカーのユニフォームに一言
スポーツペンイランことはないので、あまり詳しくはないのですが、やはり国際試合になるとテレビ観戦をしてしまいます。先日の日も女子サッカーの試合を観戦、友達との雰囲気があったが、女子サッカーのユニフォーム、これはなぜかできません。全然セクシーではないですか。サッカーユニフォームは、そんなのでしょうか?また、少し魅力が欲しいものです。最近、仕事帰りにスポーツクラブで汗を流してから帰宅している職場の人たちが増えているようです。これらの人々は、平日の夜のみのメンバーである場合が多いです。スポーツクラブを利用することができる時間帯が決まっているし、月の支払い月の間にも非常に安くなるため、人気を集めているようです。週末限定の契約などもあるようです。
開発陣は全員男性――。そんな中で企画がスタートしたパナソニック モバイル初のスマートフォン「P-07C」は、女性向けを大きくうたっている。なぜ女性をターゲットに選んだのか、また、女性への配慮とは具体的にどのような部分に現れているのか。担当者に話を聞いた。
【開発陣に聞く「P-07C」:「大画面がいい、でも片手で操作したい」 二律背反に挑戦したパナモバ初のスマートフォン】
●コンセプトは「マイ・ファースト・スマートフォン」
パナソニック モバイルコミュニケーションズ(以下パナソニック モバイル)が、NTTドコモの2011年夏モデルとして「P-07C」を発売した。他社の動きから見れば、同社のスマートフォンはやや出遅れた感もある。そこでコンセプトに掲げてきたのが「マイ・ファースト・スマートフォン」。実際、CMや広告には若い女性に人気のある女性モデルを起用したり、女性誌とのタイアップを展開したりと、スマートフォンへの乗り換えを検討している女性層に訴えかける、効果的なプロモーションを行っている。
ハイスペックな端末を求める男性ユーザーが多い中、なぜ女性に絞った戦略を取ったのか。また、そのような女性層のハートをつかむためにどのような工夫を施したのか。商品開発センター プロジェクトマネージャーの村本武志氏と、商品企画グループ 商品企画チーム 主事の池田大祐氏、ソフト設計グループ 主任技師の日高淳氏に聞いた。
●最後発をいかにプラスに転じるかが課題
―― まず、端末のコンセプトを教えください。
村本氏 P-07Cはパナソニック モバイルとして初めてのスマートフォンで、“女性向けのスマートフォン導入機”を目指して開発しました。もともと、スマートフォンはガジェット好きな人が手に取るアイテムでしたが、2011年に入ってその裾野はかなり広がっていて、今後さらにユーザーが増えるであろう女性層にターゲットを絞りました。あと、弊社はかねてから女性向けのフィーチャーフォン(従来のケータイ)の開発を得意としていたことも、女性をターゲットにした理由の1つですね。
池田氏 企画自体は2010年の3月くらいからスタートしています。実はiPhone 3GSが発売された2009年あたりからスマートフォンの動向をチェックしていて、当時のソフトバンクではiPhoneがかなりのシェアを占めていました。そして、流れを追い続けると、半年間で女性の比率が急激に増えていったんです。このデータを見て、今後2年の間にユーザーの裾野が広がり、女性が普通にスマートフォンを欲しいと思うような世界になるだろうと仮説を立てました。
村本氏 もちろん、企画を立ち上げた当初は社内で「デジタルが好きな人たちに向けた端末を出して他社とガチンコ勝負をしたほうがいい」という意見もありました。しかし、スマートフォン最後発となってしまった弊社としては、女性向けという新たなジャンルを他社よりも先に押さえたかったんです。
池田氏 実際、企画している時点ですでに「Xperia SO-01B」が発売されていました。その中でスマートフォンの1号機をパナソニックから出していくとなると、マイナスの部分がかなり大きいと私たちも認識していたんです。マイナスの要素がたくさんある中、いかにしてそれをプラスに持っていくかが大きな課題でしたね。
●大画面ならではの使いにくさはUIでカバー
池田氏 ターゲットを女性に絞ったのであれば、自分たちがP-07Cの女性への提供価値をどれだけ追求できるかが勝負だと思っていました。その中で女性のニーズ調査をしていくことで、これまで気づかなかった3つの不満点が分かったんです。
―― どういった点を女性は不満に感じていたのですか?
池田氏 1つ目はデザインです。これまでのスマートフォンはビジネスマン向けで、黒くて四角いカタチのものが多く、かわいらしさはまったく感じられませんでした。実際、当時はキャリアからも男性ユーザーからも薄くて多機能な端末を求められていました。
しかし、女性にヒアリングしてみると、そういったことが重要なのではなく、デザインのかわいらしさや手に持ったときのなじみやすさなど、スペックではない感覚的な部分を重要視する声が挙がりました。実際に出来上がったP-07Cの厚さは14ミリ。本当はカタチを真四角にしてしまえば、もっと薄型にすることはできたんです。そこを、あえて丸みのある形状や有機的なラインなどを採用することで、これまでのスマートフォンとは差をつけました。フィーチャーフォンのように、スマートフォンをデザインで選べることを目指した結果なんです。
2つ目は、ケータイのように片手操作ができなくなることです。私たちはこれを解消するために「タッチスピードセレクター」を考案しました。自分の指が届く範囲でメニューを選択できて、左右の切り替えもできます。これは「LUMIX Phone」に採用していたスピードセレクターを土台にしていて、あのクルクル感をそのままタッチにしてみました。
あと、片手でメールが打ちたいという意見に対しては、キーパッド自体を自由に拡大縮小できる「フィットキー」で対応しています。フィーチャーフォンに搭載されている物理キーにも良さはありますが、自分の手に合ったキーを作れるのはスマートフォンならではの良さだと思いますね。
3つ目は、SNSやWeb検索を大画面で楽しめるようにしてほしいという声でした。小さいものを作れば手にはフィットするのですが、いろいろな液晶サイズの試作機を作ってヒアリングすると、「スマホを買うなら大画面がいい」という意見が多かったんです。4.3インチならPCの画面サイズにより近く、でも手には収まるギリギリのライン。これなら一番いいとこ取りができるサイズだと思いました。
―― 女性向けであっても大画面なのはマイナス要素ではないということですね。
村本氏 そこは二律背反だと何度も言われました。ただ、画面を小さくすることで、4.3インチの大画面でワンセグやYouTubeを見られるといったメリットをなくしてしまうわけにはいかなかったんです。大画面を生かすために、タッチスピードセレクターやフィットキーといったUI(ユーザーインタフェース)の面で使いにくさを補完しているつもりです。
池田氏 我々が男性ばかりだったので、とにかくたくさんの女性の意見を聞くことを繰り返しました。皆さん好き勝手に言いますが(笑)、それをまとめると「画面は大きい方がいい。多少大きくても、持ちやすさやデザインがかわいい方がいい!」という声が多かったんです。我々としては、どこが本質かをしっかり見極めることができたと思っています。
●ユーザーの未来をちょっと追加してあげる「Future Plus」
―― P-07Cには「Future Plus」というオリジナルアプリもプリインされていますね。
池田氏 最近はSNSへのニーズが高まっており、よりハードルを下げようという意図で「Future Plus」を開発しました。メール、Twitter、Facebook、mixiといったコミュニケーションアプリを1つにまとめているので、それぞれのアプリを起動しなくても1アプリで操作できるようになっています。
このアプリはターゲットユーザーである女性の1日の使用イメージをヒアリングして作っているんです。結局、ケータイを触る時間というのはみんな決まっていて、朝起きて天気予報を見たり、会社に行く電車の中でニュースやSNS、メールを見たりします。夕方はご飯を食べに行くのにレストラン検索を使ったりもするでしょう。ということは、情報を少し先回りして提供してあげる、つまり未来を追加してあげるといいのではと思ったんです。なので「Future Plus」という名前にしました。
SNSのタイムラインの中に周辺のオススメレストラン情報が出てくることで、「じゃあ今日はちょっと飲みに行かない?」というようなコミュニケーションの連鎖が生まれるのではないかと思っています。さらには終電案内を表示したり、到着駅に近づいたらアラームが鳴ったりと、おせっかいなところまで配慮しています(笑)。
―― 開発陣には女性がいないと聞いていますが本当ですか?
池田氏 はい、ほぼアラフォーの男性ばかりです(笑)。ただ、フィーチャーフォンの女性向けモデルやスライドモデルで培ったノウハウを生かしたり、分からないことは素直にターゲットユーザーである女性に意見を求めたりできたので、男性ばかりでも問題はなかったですね。
●パナソニックならではの独自機能
―― 個人的には「エコナビ」機能が面白いなと思いました。さすが家電に強いパナソニックだなと。
池田氏 スマートフォンを持つと、バッテリーの持ちを気にする声は多いです。バッテリー容量も1400mAhと夏モデルの中では大きい方ですが、さらに「エコナビ」を搭載することで実用時間がアップしています。特に、タスク管理機能に注目してほしいですね。
村本氏 エコナビは、バックグラウンドで動き続けるアプリを自動制御してくれるので、バッテリーの消費を格段に抑えられます。スマートフォンの開発当初からエコナビをうたえるよう進めていたんですよ。
―― あと、女性としてはフィットキーもデコれるというのは心惹かれるポイントだと思っています。
池田氏 女性の皆さんのケータイを見せてもらうと、キーの上にシールを貼っていて、番号やかなが見えなくなっていたんです。男性の私からすれば驚いたので、「これはいいんですか?」と聞くと、「かわいければ問題ない」ということを言ってたんですよ。じゃあ本当にシールを貼るみたいな感覚でキーにスタンプを押せるといいのかなと思ってデコ機能を搭載しました。
●高機能なのに使いにくさを感じさせないことが重要
―― では、UIについてお聞きしていきたいと思います。基本的なUIでこだわった点はあるのですか?
日高氏 ホーム画面の2ページ目以降は、初心者向けの入門機ということもあって、Androidの作法に慣れてもらうようにとなるべくUIを変えていません。ただ、アプリ一覧画面は縦スクロールでなく横スクロールにしています。ホーム画面が横スクロールなのに、アプリ一覧が縦スクロールだと迷いやすいので、使いにくい点は改善しました。あと、ダウンロードしたアプリだけをまとめて表示するようにしたのも工夫したポイントです。使い方としては、毎日使うアプリはホーム画面に、3日に1回くらい使うアプリは「お気に入り」に登録したりして、上手く使い分けるといいかもしれません。
―― 特に苦労された点を挙げるとすればどこでしょうか?
日高氏 タッチスピードセレクターの感度のチューニングも大変でしたが、それ以外ではFuture Plusですね。かなり高機能なアプリなのですが、なるべく高機能さを感じさせないように心がけました。最初の設定も5ステップくらい画面に従って入力するだけで使えます。あとは、ユーザーが使い慣れるほどにデコレーションができるようにもしています。とにかく使いにくさを感じさせないことに注力しました。
―― 今回は女性をメインターゲットにしていますが、機能的には男性に勧めることもできますよね。
日高氏 フィットキーでキーの大きさや位置を変えられるのは男女共通で使いやすいはずです。あと、カタログには女性っぽいデコレーションの画面をたくさん載せているのですが、宇宙都市のようなデザインなど、男性に向けたデコレーションも用意しています。
村本氏 メインは20代の女性とその前後の世代の女性としていますが、男性にも使っていただけるよう端末カラーに黒を用意しました。あと、「女性向け=初心者が使いやすい」ということでもあるので、パナソニックを昔から支持してくださっている中高年の男性にも受け入れていただけると考えています。画面が大きいので文字が読みやすいですし、フィットキーを大きくすれば、よりタップしやすくなると思います。
●ワンセグ、おサイフ、赤外線機能の使用頻度は低い
―― 少し気になったのですが、ワンセグと赤外線に対応しながら、おサイフケータイが非対応なのには何か理由があるのでしょうか?
村本氏 おサイフケータイのチップとアンテナが入ると端末が大きくなってしまうんです。あと、ユーザーの皆様がお求めやすい価格にしたかったというのもあります。
―― 夏モデルの中にはワンセグを搭載しないモデルもありますが、そんな中おサイフケータイを省いてワンセグを採用したのは、女性へのヒアリングによるものなのですか?
池田氏 ワンセグ、おサイフ、赤外線機能というのは使用率でいうと20%以下で、かなり使用頻度が低い機能なんです。その中でもおサイフケータイに関しては、使う人と使わない人がはっきり分かれ、使っている人の割合はかなり低いとみています。さらに、我々がターゲットにしている方々は、機能やデザインだけでなく、“納得価格”かどうかも重視しています。使わない機能があるくらいなら、そのぶん納得できる価格であった方がいい。そういった総合的な判断をした上で、おサイフケータイは搭載しませんでした。
―― 防水機能についてはいかがでしょう。
村本氏 今回はデザイン第一だったので、側面に隙間が多い本機では無理でした、ただ、防水機能の必要性は理解しているので、我々も今後取り組むことになると思います。あと、より鮮やかなイルミーネーションの搭載もクリアしなければいけない課題ですね。
―― 今後の話が出ましたが、これからの展望をお聞かせください。
池田氏 今回はプロモーションも含めて女性に特化した商品を出しましたが、これまでのフィーチャーフォンのような展開も含めて、ラインアップは増やしていきたいです。
村本氏 家電連携なども視野には入れています。パナソニックグループ内でのAndroid連携も進めていきたいですね。
―― それでは最後、読者の方に一言お願いします。
村本氏 デザイン、UI、プリインアプリなど、ターゲットユーザーの方々に満足いただける端末に作り上げたという自負があります。自信を持って市場に出していける端末ですので、皆様よろしくお願いします。
【今西絢美,ITmedia】
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