Mar 29, 2009

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 2日午後9時45分頃、浜松市西区のJR東海道新幹線・浜松―豊橋駅間の線路内に人が立ち入っているのを、巡回中の警備員が見つけた。

 JR東海静岡支社によると、この影響で東海道新幹線は上下線で一時運転を見合わせ、計18本が最大で50分遅れ、約1万4000人に影響が出た。線路内にいた人物は見つかっておらず、静岡県警浜松中央署が新幹線特例法違反(線路内への立ち入り)容疑で行方を追っている。

 玄葉光一郎外相は2日夜、都内で欧州連合(EU)のアシュトン外交安全保障上級代表(外相)と会談した。玄葉氏はEUとの経済連携協定(EPA)について「早期に交渉が開始できるよう指導力を発揮してほしい」と要請。アシュトン氏は交渉入りに向け、日本側との連絡を緊密にしていく考えを示した。 

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 東京電力福島第1原発2号機で、核分裂の際に生じる放射性キセノンが2回にわたって検出され、一時的に臨界が生じた可能性が高まった。原子炉が依然不安定で、政府が目指す冷温停止状態の年内達成方針に黄色信号がともる恐れもある。【河内敏康、中西拓司】

【キセノン検出問題】福島第1原発:キセノン検出確認 「長時間臨界」は否定

 原発の収束目標を定めた工程表のステップ2では、年内に原子炉の「冷温停止状態」を達成するのが目的だ。具体的には、原子炉圧力容器底部の温度を100度未満に維持▽原子炉建屋などから出る放射性物質の放出の抑制・管理−−を目指している。

 原子炉温度については10月以降、1〜3号機で100度未満を達成。東電は10月28日に原子炉格納容器の空気を吸収・浄化する「格納容器ガス管理システム」を2号機に設置した。キセノンの検出は、そのさなかに起きた。

 検出されたのは、放射性のキセノン133とキセノン135。半減期はキセノン133が約5日、キセノン135が約9時間といずれも短い。複数の専門家は「検出が事実なら、ごく最近も小規模な臨界が起きている可能性がある」と分析する。

 なぜ臨界が生じうるのか。核燃料に含まれるウラン235などから自然に生じた中性子が、原子炉内にある水に衝突し、別のウラン235に当たることで核分裂が起こる。臨界は、この核分裂が続く状態を指す。小林圭二・元京都大原子炉実験所講師によると、圧力容器底部の温度低下によって水の密度が高まり、効率よく核分裂させる中性子が生じやすくなることなどによって、臨界が起きた可能性があるという。経済産業省原子力安全・保安院は「核燃料中のプルトニウムなどは、連鎖反応を伴わず単発で自発的に核分裂するため、ある程度キセノンが検出されても不思議ではない」としている。

 一方、3月の事故では検出された放射性ヨウ素が、今回は見つかっていない理由を、東電は「炉内の温度が低いためヨウ素が揮発せず、固体として残って、(ガス管理システムの)フィルターにかからなかったのではないか」と説明する。

 東電は、1、3号機でもガス管理システムを導入すればキセノンを検出する可能性があるとしている。小林元講師は「核燃料の場所も把握できていない。事故収束を議論する以前の問題だ」と話す。

 ガス管理システムを導入した際1%だった2号機の格納容器内の水素濃度は、10月30日には2.7%まで上昇した。4%まで高まると爆発する恐れがある。東電は「格納容器内の水素がガス管理システムで吸引された可能性がある」として、窒素ガスの注入量を上げるなどした。今回のキセノン検出でも、東電は2日未明にホウ酸水を注入したが、ともに対症療法に終始した。

 九州大の工藤和彦特任教授(原子炉工学)は「キセノン濃度は低く、核分裂の規模は極めて小さいと考えられる。政府と東電は原子炉から外部に出ている放射性物質の管理に全力を挙げるべきだ」と指摘する。


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 原子力事故に備え、防災対策を重点的に進める区域が原発から半径約30キロ圏に拡大されるのを受け、国は2日、関係道府県への交付金を来年度予算の概算要求で、前年度の2倍以上に増額する方針を明らかにした。圏内の市町村数が44から約3倍の135に増えるためで、関係自治体を集めて東京都内で開かれた会合で説明した。

 経済産業省原子力安全・保安院は「原子力発電施設緊急時安全対策交付金」の概算要求を今年度の25億9000万円から来年度は94億9000万円に増額する。この交付金は、国の防災指針で放射線量の計測機器や避難経路の確保を求める「緊急防護措置区域(UPZ)」を抱える道府県が対象で、放射線測定器の購入費や防災訓練の経費、被ばく患者を受け入れる医療施設の整備などに充てられる。

 文部科学省は「放射線監視交付金」の概算要求を55億3000万円から90億3000万円に増額する。UPZ内で放射線量を監視する体制を整備する。

 防災指針見直しで、対策範囲は現行の半径8〜10キロから拡大される。中国電力島根原発のUPZに入る鳥取県の担当者は「対策費が必要になるので、国の財源的支援は当然」と話した。ハッピーメール【比嘉洋】

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